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昨日に引き続き、人じゃない。
昔懐かしの幼児番組、『ピンポンパン』の人気者、カータンとパクちゃんである。 『ピンポンパン』を知らない若い人は、なんとなく眺めていればよし。 「かわいくね〜」 と、蔑んでもらったって結構だ。 なんて、喧嘩腰になる必要もまったくないんだけれども。 カータンは青みかんじゃなくてカッパ、パクちゃんはヘビである。 カータンとパクちゃんとを分けてそれぞれ描こうかとも思ったが、カータンは着ぐるみだからまだ『今日の人』と言えなくはないけれど、パクちゃんの正体は紛れもなく『手』である。 『今日の手』 ってわけにはさすがに行かないので(べつに行ったっていいんだけど)、カータンのおまけってことにした。 あんまり人気もないし、記憶にさえ残っていない人が多いようでもあるし。 それにしてもパクちゃん、こんなに可愛くないとは思わなかった。 意外とグロテスクな感じ。 これだったら、 「レッドスネーク、カモ〜ン!」 でおなじみ、東京コミックショーの三色のヘビたちのほうがまだ可愛い。 ちなみにそのショパン猪狩さん、昨年の11月にお亡くなりになったそうだ。 ご冥福をお祈りいたします。 で、ヘビのパクちゃんの人気の無さと、今のご時世から、 『パクちゃん』 でイメージ検索したら、当のパクちゃんはやっぱり一個も出てこなかった。 代わりにウジャウジャ出て来たのは当然ながらのパク・ヨンハさん。 通称パクちゃん。 彼は、この先輩パクちゃんを知っているだろうか。 知らないだろうなあ。 ところで、主役のカータンだが、昨日のゴン太くんに比べると意外と大変。 なんたって、丸い。 私は、絵を描く時には常に線がプルプルしちゃう人間なので、こういう綺麗な形を綺麗なまんま描くということが出来ないのだ。 やたら歪みまくってしまう。 というわけで、形をとるのが大変。 丸くて綺麗なので、陰影の付け方もちょっと面倒だった。 カータンは絵が上手かった。 子供が適当に描いたいたずら書きを元にして、なにかの絵をでっち上げる(でっち上げるは不適切か)コーナーは楽しかったし、いつも感心したものだ。 あれを兄弟で真似して遊んだ記憶がある。 そのコーナーで印象に残っている光景があった。 その日の子供は根性が悪いのか、とにかくグッチャグッチャの線を描いた。 ほとんど真っ黒に近いぐらい。 で、さすがのカータンもいいアイディアが浮かばない様子でウーンと唸っている。 長時間悩んだ揚げ句、カータンはそのグチャグチャの線まわりをぐるりとひと囲みした。 そして言った言葉が、 「水たまり」 カータンの顔が苦笑いしているように見えたものである。
by onikobu
| 2006-01-30 00:04
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