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もう人だろうが猿だろうがなんでもいい。
『天才!志村どうぶつ園』という番組で、お遣い天才子チンパンジーとしてアイドル的存在のパン君だが、最近のハプニング具合はあまりにもやり過ぎ。 賢いのは賢いんだろうが、何回もリハーサルして、撮り直して、そりゃまあ大変なんだろうと察する。 テレビを見ている全国の良い子たちは、すっかりヤラセに乗せられちゃって、 「ダメだよ!パン君、そっち行っちゃダメ〜!」 なんて叫んでいたりするんだろうが、良い子のみんな、騙されちゃいけないぞ。 それとも、良い子は素直に騙されてりゃいいのかな? まるで騙されないようなひねたお子さんは、将来根性曲がりの大人になるかも知れないし。 チンパンジーなんてどれも同じ顔と思うかも知れないが、それなりに高等なだけあって、結構個体によって顔が違う。 パン君は間違いなくかわいい顔をしている。 この似顔絵も、ちゃんとパン君の顔なのである。 だが、パン君がかわいいのも今のうち、そのうち怪力巨大天才チンパンジーになって、大暴れしたらえらいこっちゃ。 皆さん、アフリカのシエラレオネという国で起きた事件をご存知だろうか。 「ヒエ〜ッ!」 という、おぞましい事件だ。 実はこの事件を知ったから、今日はパン君になった。 御存知ない方のために、記事を引用しよう。 【フリータウン26日】アフリカ西部シエラレオネのタクガマ動物保護区域に住んでいるオスのチンパンジーが素手でむごたらしく人を殺害、顔面を食べて逃走した。当局が捜索の網を広げて追跡しているが、まだ捕まっていない。 野生のチンパンジーが、他の種類の猿を捕まえて食うというのは知っているが、人間を襲うというのは、よっぽど恨みを持っているんじゃなかろうか。 虐待されていたようなことがあったと想像するのは考え過ぎか。 他の記事によれば、チンパンジーは30匹以上で脱走して、集団で襲撃してきたということだ。 この保護区は孤児であるチンパンジーたちが入れられるところだというから、そもそも親の愛情を知らずに育った、やさぐれたチンパンジーたちだったのだろうし、保護区の生活で、人間に対する不満や憎しみをつのらせていたのかも知れない。 まあ、あくまで私の想像なんだけれど。 でも、もしそうだとしたら、なにやら、人間社会とまるで変わらないように見える。 さすが類人猿と言うべきか。 “さすが”、じゃあないか。
by onikobu
| 2006-04-27 02:54
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