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顔に陰のラインを入れ過ぎたら、史上最高のコメディードラマ、『レッド・ドワーフ号』に出てくるクライテンみたいになった。
『レッド・ドワーフ号』を知らない人はポカーンとしといて下さい。 先日、ワンコイン(500円)DVDでチャップリンの『独裁者』を買った。 ワンコインといいながら、一割引で売っていたので449円だった。 一割引では450円だと思うあなた、計算してみて頂きたい。 定価500円は税込み価格であって、税抜き価格は455円だ。 税抜き価格の一割引に5パーセントの消費税をつけると、端数は切り捨てなので、なんだかんだで449円になる。 ま、それはともかく。 『独裁者』を見るのは初めてで、お笑い部分はさほどじゃなかったが、この映画の本質は反戦なのだろうから、そのあたりはまあいい。 なんたって、最後の演説は感動的だった。 この絵は、床屋のチャーリーが独裁者に成り代わって、国民に謝罪をし、平和の尊さを演説するそのラストシーンだ。 コメディー要素のかけらもなく、ただ真剣なメッセージを訴えかけるチャップリンの表情が素晴らしい。 「買うことはないんじゃないの?どうせ二回なんか見ないんだし」 と妻に反対されながらも、どうせ安いんだからと買った手前、 「ね、いい映画じゃん。いやあ、買って良かったなあ」 と観賞後に強調しておいた。 実際、感動したのだ。 が、その直後だ。 BSでチャップリン特集をやっていて、『独裁者』もきっちり放送していた。 まだ一ヶ月も経っていない。 「奥さんの言うことを聞かないで無駄遣いするんだから」 と妻に言われた。 もちろん返す言葉がない。
by onikobu
| 2006-11-23 21:58
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