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今日の人、復活である。
帰省した実家で、昔買った漫画を読み返した。 松本零士先生の、 『戦場まんがシリーズ』 だ。 泣ける。 まあ、実際に泣きゃあしないけれども、泣くことが可能であるということだ、むろん。 私ゃもう、大好きなんですな、これ。 基本的に、松本零士ファン。 松本零士先生と言えば、 『銀河鉄道999』 とか、 『宇宙戦艦ヤマト』 とか、 『キャプテン・ハーロック』 とか、 『クイーン・エメラルダス』 とかのSFだと思っているあなた! どうなの?それ。 そんなことで本当にいいと思ってるの? いや、よくない。 松本零士先生の大傑作は、 『戦場まんがシリーズ』 と、 『男おいどん』 に決まっているのだ。 そりゃまあ、好みだけれどもね。 『ワダチ』 もいいなあ。 ここで『ワダチ』の思い出をひとつ。 昔友達に借りて読んだので、自分では持っていなかった『ワダチ』の古本を、大学時代にフラッと入った古本屋で買ったら、なんと松本零士先生の直筆サインが入っているではないか! そもそも『ワダチ』はSFと大四畳半という先生の二大要素が合体した大傑作だというのに、それを売っぱらうとはなにごとか! しかも、直筆のサインが入っているのに! お前はなんのために先生にサインをもらったんじゃこら! 別にファンでもないのに、友達に誘われてついでにもらったとかいうことか! 私が高校時代、河合奈保子さんの営業(ジャスコの屋上に来た)にカメラマンとして駆り出されたことがある。 河合奈保子命の同級生に頼まれたのだが、カメラ小僧たちと一緒になって写真を撮っている自分がとても嫌であった。 おまけに、写真は結局ほとんど失敗したんである。 なんたって、兄貴のカメラを借りただけの、まるで初心者だったから。 でも、そんなこととは知らない河合奈保子命男は、感謝のつもりか、 「ついでだから握手しとく?」 と、グッズやレコードを買うともらえる握手券を一枚譲ってくれた(そいつは幾つも買ったから、券が余っていたのだ)。 私は全くファンではなかったから、それは全然お礼にはなっていないのだけれど、そういう経験はしたことがないので、一応その厚意を受ける事にした。 ファンでもないのに握手をしてもらって、 「ありがとうございます」 と、笑顔で言われながら、 (ああ、俺をファンだと思って一生懸命笑顔をつくっているんだなあ。それにしても意外とちっちゃいんだなあ) と、心苦しく思ったような、そんなのと同じことか! (松本零士のまんがなんて好きじゃねえからなあ) なんて思いながらサインをもらったんで、売っちゃったのか! で、古本屋もサインに気付かず、他の本と同じ値段で売ったということか! まったく失礼な話である。 まあ、おかげで私はとっても得をしたんだけれども。 私は、『男おいどん』が最も好きで、小学校の時の家庭科の授業で、枕カバーにおいどんの顔を刺繍したぐらいなのだ。 ああ、最後においどんが、 「でかけてきますんど〜」 と、いつもと変わらぬ様子で出て行く時の寂しさよ。 あんな魂の奥底に響く漫画はない。 泣ける。 まあ、実際に泣きゃあしないけれども、泣くことが可能であるということだ、むろん。 描いてみてよく分かるが、おいどんのモデルはまさしく松本零士先生御本人だ。 実におんなじ顔。 ちょっと熱が入って長くなった。
by onikobu
| 2006-01-05 02:45
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