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世の中には、何かといえば腹を立てて、なんでもかんでもケチをつけて文句を言ってくる後ろ向きな人達がいるもんで、ヒデさんの絵にこんなコメントを付けちゃったら、
「ヒデはそんなつもりであの髪形をしているわけではない!そんな妄想を書いてもいいのか!あなたは、ヒデ本人、ヒデのファンの人達、さらには日本代表を応援している日本中の人達を侮辱している!怒りを覚えます!すぐに削除して下さい!」 なんて抗議が来たりするんだな、きっと。 抗議が来れば今のところ私は相手と議論するけれど、それもなんだか馬鹿らしくなってきた。 私は石原都知事をあんまり支持しないけれど、彼が言葉足らずだったり、気を使わない乱暴なコメントをしたりする度に受ける抗議に対して、 (俺の真意も分からないくせに、枝葉の表現だけを取り上げてとやかく言ってんじゃねえ!) と、つい怒鳴っちゃうあの気持ちが、なんだかとっても分かるようになった。 なんて話は、モーレツパンチ!!の『パラビオシス』で書く事にしたので(結局やめました)、こっちは似顔絵のポイントをひとつ。 髪形はトンガリ茶髪のハリネズミ系です。 輪郭は長めのジャカボコ系。 眉は水平。 耳は普通。 目はチンケ(抗議が来るか)で、離れ気味。 鼻はちょっと段鼻。 口はまあ、こんな感じ(ポイントになってない)。 口の横の線が特徴的なので、気をつけて描くとよいでしょう(偉そう)。 さて、小説だが、あまり相手にされてもいないようだし、いい加減しんどくなってきたので、今回で最終回。 次からはもとのテキトーな文章に戻します。 クロアチア戦直前ということで、応援ストーリーで完結です。 この『似顔絵リレー小説』は、実在の人物の名を借りたフィクションです。スタートはこちらから。前回分はこちら。 ほんの数分のことだった。 「着きましたよ」 そこは外国の町のようである。祭でもやっているのか、大変な人出だ。 「あ、これドイツじゃん!」 誰かが叫んだ。祭かと思ったのは、ワールドカップの賑わいであった。 「しかも、日本対クロアチアの試合前だわ」 「生の空撮映像を送ってきてるんやな。そうか、今日の試合はテレ朝で中継なんや。タイアップ企画か」 相変わらず藤井はこのUFOをセットだと思っている。 「それでは、お客さんをお招きしましょう」 UFOは少しばかり移動すると、移動中の一台のバスを床のスクリーンに大写しにした。 「あ、日本代表のバスだ」 UFOはなにやらうっすらとした光をバスの屋根に向かって照射した。 「あ!」 次の瞬間、皆の前には中田英寿が立っていた。 「え!なんで?なにこれ?」 さすがのヒデもいつもの冷静さを保っていられない様子である。 「うわ!ヒデそっくりやん!」 藤井はもちろんヒデを本物だとは思っていない。 その時、 「マシューケータリング復活スペシャルー!」 平野が叫んだ。 「さ、マシュー、仕切って、仕切って」 いきなり始まった本番に戸惑っていた藤井だが、そこはプロである。すぐに切り替えて本番モードに入った。 「さ、今日はスペシャルゲストとして、この後すぐクロアチア戦を控えた、日本代表の中田英寿選手におこし頂きました〜、拍手〜!」 「なんですか、そんな話聞いてないですよ。もうすぐ試合で、それどころじゃないんですから」 「いえいえ、スペシャル料理でヒデさんにパワーをさしあげますからね〜。負けたら承知しないぞ〜、この〜」 「怒りますよ、すぐに僕を戻して下さい」 「そんなつれないことを言っちゃや〜だ〜。ほら、天海祐希さんもいるし、矢追純一さんまでいるんですよ〜。ちゃんとやってくれないと、このまま監禁しちゃうぞ〜」 相手はヒデの偽物だと思っているから、藤井にはなんの遠慮もない。 「早く終わらせれば、すぐに解放してくれるんですか」 「もちろんだよ〜、ヒデちゃ〜ん」 「じゃあ、早くやりましょう」 その切り替えの素早さはさすがヒデであった。クロアチア戦も対オーストラリアの敗戦から完全に切り替えて頑張ってくれるに違いないと皆は思った。 「とてもおいしかったです。おかげで120パーセント以上の力が出せるでしょう」 ヒデは最後にそう言うと、笑顔で地上に降りていった。 UFOから神々しい光に包まれて舞い降りたヒデの姿は、映像を通して世界中に配信され、人々に極めて強い畏怖の念を抱かせた。そして、なにか特殊な力に守られているとの確信を持った日本代表の選手達は、その後の試合で驚くほどの潜在能力を発揮することになったのである。 めでたしめでたし。 似顔絵リレー小説 完
by onikobu
| 2006-06-18 17:22
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