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昨日の夜、我が家のペット、ゴールデンハムスターの『たますけ』が死んだ。
2年と数ヶ月の命だった。 ゴールデンの寿命は3年ぐらいと言われるのだが、我が家では3年生きたハムスターはいないんじゃなかろうか。 ひどい飼い方をしてるから、なんてことは決してないと思うんだが、そもそも大人しそうな性格のハムスターを選んで買ってくるので、体力的に弱めだったのかなとも思う。 小さくてアホなハムスターといえども、やっぱり性格の違いというのは随分あって、オスはメスよりとても大人しいし、個体差も随分ある。 『たますけ』は、いままでで最も大人しくて、散歩に出しても(散歩といっても部屋の中を歩かせるだけだが)、カーテンをよじ登ったり、ラックを駆け登ったり、あちこちを噛り回ったりという事がほとんどなかった。 大人しいとはいっても、カゴの中で回し車を回しているだけじゃ退屈でストレスがたまるのだろうから、さすがに「出せー!」と言わんばかりにカゴをガジガジと噛るのだが、出したら出したで、別荘(妻がゴミ置き場から拾ってきたハムスター用の遊具セットのようなものがおいてある)にあるもうひとつの回し車を回して遊ぶばかりだ。 こういうハムスターは珍しくて、過去に例がなかった。 随分と慣れて近寄ってきたし、とても可愛かっただけに、最後の何日かの辛そうな様子が余計可哀想だった。 どうしたわけか、年末とお盆の帰省の時期というのは、ハムスターが危篤になりやすい時期のようで、 「このまま置いて帰るわけにはいかないし、連れて行くのは無理だろうし」 と、ハムスターを理由に帰省しないという選択も有り得た状況だったが、今回の『たますけ』、前回の『ぎんぱち』ともに、帰省直前に亡くなって、我々に気を遣ったんだな、と思っている。 過去には帰省してから調子を崩して、実家の庭に埋まっている『たまごろう』もいた。 「最後の辛さを想像すると可哀想だし、楽になって良かったねっていうのもあるし」 ということで、妻はまた泣いたが、既に次のハムスターを買いに行く期待を膨らませてもいる。 いつものごとく、『たますけ』も、近所の川の土手にたくさんの花と餌を添えられて埋められた。
by onikobu
| 2007-12-30 00:33
| 絵雑記
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