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本日は少し残業をして帰ってきた。
駅を出てバス停へ行き時刻表を見ると、ちょうどバスは行ってしまったところだった。 それでも二人ほどがもうバスを待っているが、これから十分以上も待つので、それなら歩いて帰っても時間的にはさほど変わらない、ということで歩き始めた。 が、少し歩いてから気が付いた。 「時刻表で一時間前のところを見ちゃってたじゃないか!」 いつもより遅く帰ってきたが故の間違いだった。 「こりゃあもしかするとすぐにバスは来たのかも知れない」 と、少し悔しかったが、最近あんまり歩いてないし、運動のためにはいいか、なにか良い事あるかも知れないし、ということで気を取り直した。 駅から家まで歩くと、30分ほどかかる。 最短距離を歩くと少し早いが、そのルートはバス通りで交通量が多く、歩くのに楽しくない。 少し遠回りでも、緑の多い気持ちの良いところを通って帰ることにした。 そのルート沿いに緑のうっそうと繁った立ち入り禁止区域がある。 これは戦後、米軍のキャンプ地だったところで、米軍が立ち退いた後、ずっと未利用地となっている。 夏祭りの花火大会のときのみ打ち上げ場所として利用されているが、それ以外は全く使われていないようだ。 その土地に今度国家公務員宿舎ができるってことで、現在市民団体が反対運動で盛り上がっている。 明日(3/11)、テレ朝のワイドショーでも取り上げられるから是非見て下さい、と今夜の駅前でも言っていた。 私としては、それほど必死に反対しなきゃならないほどの計画じゃない気もしてるんだが(私は建築設計の仕事をしているので、周辺住民に反対される側の立場になることもあるから、なんでも反対ってのにはちょっと辟易している。と言いつつ、ちょっと前には実家の隣に建つマンション計画に無理な反対をしたんだけど)、その話題の敷地の横を歩いている時、前方にそれは現れたのだ。 20mほど前の薄暗がりの中をツタタタタと小走りに移動する一匹の動物。 歩道から出て、広い車道を渡り(広いが交通量は少なく、その時には全く車が走っていなかった)、反対側の空き地か駐車場スペースあたりへ入っていった。 猫かな、と一瞬思ったが、どうも違和感がある。 猫にしては背が低いし、犬にしてもあの先太りの尻尾は妙だ。 「もしや!」 そう思った時、反対側の敷地から再び姿を現したその動物は、道路を逆に渡って戻ってくると、私の目の前を横切ってフェンスの穴をヒョイと通り抜け、米軍キャンプ跡地へと入っていった。 私がフェンスに張り付いて眺めると、そいつはしばらく立ち止まって私の顔をジッと見つめてから、スタコラと林の中へ消えていった。 私は感動した。 「ああ、こんな街の中にタヌキが生息していたなんて!」 毎年あんなにドンゴドンゴと大花火を打ち上げて落ち着かないだろうし、あの林から外へ出れば大した自然も残ってないのに、いつからかあの土地で繁殖していたんだな、彼らは。 今回の市民活動、あそこにタヌキが棲んでいるって話は聞いた記憶がないんだが(あんまり熱心に見てないからだけかも知れないけど)、活動家たちは知ってるんだろうか。 知ってたらそこをもうちょっとプッシュしそうにも思うけど、タヌキぐらいじゃ大した材料にはならないから無視されてるのかな? 実のところ、市民活動のほうでも、公園利用というようなことを要望しているようだから、いずれにしても手が入っちゃってタヌキの住み家が失われちゃいそうだな。 いったいどのぐらい生息しているんだろうか。 なんにしても、私、人生初生タヌキなんです。 結構嬉しい。
by onikobu
| 2008-03-11 01:25
| 絵雑記
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